「ベランダ防水ってどんな種類があるの?」「安くて長持ちするベランダ防水はどれ?」という大家さんも多いはず。
しかし、費用や耐久性以外に「工期もあわせて検討」する必要があります。
その理由は、ベランダ防水の種類によっては工期が1日~5日と大きな違いがあり、工期が長くなるほど入居者への負担が増えるためです。
入居者のことを考えると、できるだけ短期間で終わらせたいですね。
●ベランダ防水の種類と費用
●施工場所の状況に応じたベランダ防水の選び方
この記事では、ベランダ防水の種類や費用、耐久性、工期などに関して解説しています。
費用面だけ考えてベランダ防水をするのは危険なので、この記事を読んで「ご自身の物件に合ったベランダ防水」を確認しましょう。
ベランダ防水は3種類!「費用・耐久性・工期」を徹底比較
ベランダ防水には「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」の3種類があります。
それぞれの費用、耐久性、工期をご紹介いたします。
さらに、施工場所の条件によっても最適な防水工事の種類が違ってくるので、ベランダの状況に合わせた選び方のコツもご説明します。
ベランダ防水の種類 | 費用 | 耐久性 | 工期 | 特徴 |
FRP防水 | 6,000~8,000円 | 12~15年 | 1~2日 | 工期が短く強度が高い |
ウレタン防水(密着) | 3,500~5,000円 | 5~10年 | 2~3日 | 施工費用が安い |
ウレタン防水(メッシュ) | 4,000~6,000円 | 7~10年 | 2~4日 | 密着よりひび割れしにくい |
ウレタン防水(通気緩衝) | 4,500~7,000円 | 10~13年 | 3~5日 | 雨漏りに施工可能 |
シート防水(ゴム) | 4,000~6,000円 | 10~13年 | 3~5日 | コスパが良い |
シート防水(塩ビ) | 4,500~7,000円 | 12~15年 | 3~5日 | 耐久性が高い |
このように沢山の種類がありますが、大まかに、
・高価だけど耐久性に優れいている「FRP防水」
・安価に施工できる「ウレタン防水」
・中間的な位置付けの「シート防水」
と区別することができます。
それでは、各防水について、詳しくみていきましょう。
FRP防水のメリット・デメリット
FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics) の略称で、耐久性、耐水性に優れています。
FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂と、繊維強化プラスチックを組み合わせた塗膜防水で、継ぎ目のないシームレスな防水層を作ることができます。
FRP防水 | |
費用 | 5,000~8,000円 |
耐久性 | 12~15年 |
工期 | 1~2日 |
メリット
・すぐに乾くので工期が短い
・他の防水層に比べ軽量で、建物への負担が少ない
・非常に丈夫で、重い物を置いてもOK
・塗膜防水なので継ぎ目ができず、防水性が高い
デメリット
・施工費用がやや高い
・伸縮性がないので、ひび割れが起きやすい
・木造や広い面積(10㎡以上)の床面には不向き
・5年毎にトップコートの塗り替えが必要
施工手順
1、 床面の清掃
2、 下地調整
3、 プライマー(接着剤)塗布
4、 ガラスマット貼り(1層目)
5、 脱泡(空気を抜く作業)
6、 ガラスマット貼り(2層目)
7、 脱泡(空気を抜く作業)
8、 トップコート塗布
※ガラスマットは、ポリエステル樹脂を塗布することで下地に密着させます
こんな人におすすめ!
・入居者の負担を減らすために工期を短くしたい人
・ベランダに重い物を置きたい人
・費用が高くてもいいから長持ちする施工をしたい人
ウレタン防水のメリット・デメリット
ウレタン防水は、液状の防水塗料を床面に流し込む工法なので、「カクカクした形状」や「いびつな形状」などの複雑な形状のベランダにも施工可能な工法です。
そんなウレタン防水には、「密着工法」と「通気緩衝工法」があります。
それぞれの工法をご紹介します。
密着工法
密着工法は、下地に直接防水材を塗る工法で、安価で工期も短い工法です。
ただし、すでに雨漏りしている場合には、「膨れなどの不具合」がでやすいため避けた方がいいでしょう。
ウレタン防水(密着工法) | |
費用 | 4,000~5,000円 |
耐久性 | 5~7年 |
工期 | 2~3日 |
メリット
・どんな下地にも施工可能
・とにかく安く工期が短い
・複雑な形状のベランダでも施工可能
・塗膜防水なので継ぎ目がなく、防水性が高い
デメリット
・建物の揺れに弱く、ひび割れが起こりやすい
・下地に水分があると膨れの原因になる
・職人の力量で防水層の品質に差が出る
・耐久性が低い
施工手順
1、床面の清掃
2、下地調整
3、プライマー(接着剤)塗布
4、ウレタン防水塗布(1回目)
5、ウレタン防水塗布(2回目)
6、トップコート塗布
こんな人におすすめ!
・とにかく安い防水工事をしたい人
・ベランダの形状が複雑な人
メッシュ工法
メッシュ工法は、下地にメッシュシートを貼り、その上から防水材を塗る工法で、密着工法に比べ、建物の揺れに強く、ひび割れが起こりにくい工法です。
しかし、密着工法と同じで、すでに雨漏りしている場合は「膨れなどの不具合」がでやすいため避けた方がいい工法です。
ウレタン防水(メッシュ工法) | |
費用 | 4,500~6,000円 |
耐久性 | 7~10年 |
工期 | 2~4日 |
メリット
・下地や形状を選ばず施工可能
・建物の揺れに強く、ひび割れしにくい
・比較的安く、工期も短い
・塗膜防水なので、防水性が高い
デメリット
・密着工法より施工費用が高い
・下地に水分があると膨れがでやすい
・職人によって品質に差がでやすい
・5年毎にトップコートの塗替えが必要
施工手順
1、床面の清掃
2、下地調整
3、プライマー(接着剤)塗布
4、メッシュシート貼り付け
5、ウレタン防水塗布(1回目)
6、ウレタン防水塗布(2回目)
7、トップコート塗布
こんな人におすすめ!
・建物の揺れによるひび割れが心配な人
・費用を抑えた防水工事をしたい人
通気緩衝工法
通気緩衝工法は、下地に通気緩衝シートを貼り、その上から防水剤を塗る工法で、雨漏りで下地に水分が残っていても施工可能な工法です。
さらにメッシュ工法と同じで、建物の揺れに強くひび割れも起こりにくくなっております。
ウレタン防水(通気緩衝工法) | |
費用 | 5,000~7,000円 |
耐久性 | 10~13年 |
工期 | 3~5日 |
メリット
・雨漏りしたベランダでも施工可能
・下地や形状を選ばず施工可能
・建物の揺れに強く、ひび割れしにくい
・塗膜防水なので、防水性が高い
デメリット
・メッシュ工法より施工費用が高い
・職人によって品質に差がでやすい
・5年毎にトップコートの塗替えが必要
施工手順
1、床面の清掃
2、下地調整
3、プライマー(接着剤)塗布
4、通気緩衝シート貼り付け
5、脱気塔の設置
6、タン防水塗布(1回目)
7、タン防水塗布(2回目)
8、トップコート塗布
こんな人におすすめ!
・すでに雨漏りしている人
・建物の揺れによるひび割れが心配な人
シート防水のメリット・デメリット
シート防水は、工場で生産された防水シートを下地に直接敷き詰める工法で「ゴムシート防水」と
「塩ビシート防水」があります。
それぞれの工法をご紹介します。
ゴムシート防水
ゴムシート防水は、シート状に形成した防水シートを接着剤で下地に貼りつけるため、ウレタン防水とは違い、職人による品質の差がでにくい工法です。
しかし、その反面「シートの繋ぎ目の処理」が重要で、シート同士を確実に貼り合わせる必要があります。
ゴムシート防水 | |
費用 | 4,000~6,000円 |
耐久性 | 10~12年 |
工期 | 3~5日 |
メリット
・施工費用が安くコスパが良い
・収縮性があるため下地のひび割れにも強い
・温度変化や高温に強く変形しにくい
デメリット
・衝撃に弱く、鳥害を受けやすい
・ゴムシートの繋ぎ目が劣化しやすい
・紫外線に弱く、5年毎のトップコート塗替えは必須
施工手順
1、床面の清掃
2、下地調整
3、プライマー(接着剤)塗布
4、ゴムシート貼り付け
5、端末部の処理
6、トップコート塗布
塩ビシート防水
塩ビシート防水は、ゴムシートに比べると衝撃に強く、鳥害の心配もないため改修工事でよく使われる工法です。
塩ビシート防水 | |
費用 | 4,500~7,000円 |
耐久性 | 12~15年 |
工期 | 3~5日 |
メリット
・衝撃に強く耐久性に優れている
・軽歩行も可能
・紫外線に強く、トップコート不要
・メンテナンス費用が抑えられる
デメリット
・ゴムシートに比べ、費用が高い
・凹凸のある下地には施工できない
・複雑な形状のベランダには不向き
施工手順
1、床面の清掃
2、下地調整
3、プライマー(接着剤)塗布
4、塩ビシート貼り付け
5、端末部の処理
こんな人におすすめ!
・長持ちする防水工事をやりたい人
・ベランダが広く、下地が平面の人
ベランダの劣化症状を見つけて事前に雨漏りを防ぐには?
ベランダは屋外にあるため室内には被害が及ばないと思われる大家さんもいらっしゃいますが、それは間違いです。
ベランダ防水の劣化が進行し、防水性能が落ちると室内に雨水が侵入することもあるため、劣化症状を早期に見つけ、雨漏りする前に適切な防水工事を検討してください。
雨漏りの危険がある、ベランダの劣化症状を4つご紹介します。
・防水層表面の色あせや剥がれ
・防水層表面のひび割れ
・防水層表面の膨らみ
・手すり壁上部の笠木の劣化
などがありますが、具体的にご説明します。
【危険その1】防水層表面の色あせや剥がれ
出典:https://rehome-navi.com/articles/345
防水層の表面には、紫外線から防水層をまもるために、トップコートと呼ばれる保護塗料が塗られています。
トップコートが「紫外線の影響や経年劣化」で色あせてきたり、剥がれてくると保護塗料としての機能が低下し、防水層まで紫外線の影響を受けることになります。
その結果、防水層の劣化が進行し、雨漏りの危険が高まります。
【危険その2】防水層表面のひび割れ
出典:http://www.yaneyasan.net/blog/25288.html
ベランダの防水層は、下地の「防水層」と、表面の「トップコート」の2層になっています。
ひびわれが表面のトップコートだけなのか、下地の「防水層」にまでひび割れが入っているのかで危険度は大きく違います。
表面「トップコート」だけの場合
トップコートだけの場合、まだ危険度は低く、防水層はしっかり機能しているため、今すぐ雨漏りすることはありません。
しかし、トップコートの塗替えは検討する必要があります。
下地「防水層」までの場合
防水層までひび割れが入っている場合は、防水層の劣化がかなり進行しているため、早急に対応する必要があります。
ひび割れの程度によっては、いつ雨漏りしてもおかしくない状況ですし、すでに雨漏りしている危険も十分に考えられます。
【危険その3】防水層表面の膨らみ
出典:https://www.nurisen.jp/bosui_chiba.html
防水層表面が膨らんでいる場合、その膨らみの原因が「空気」なのか「雨水」なのかで危険度も大きく違います。
膨らみの原因が「空気」の場合
空気の場合、まだ危険度は低く、防水層はしっかり機能しているため、今すぐ雨漏りすることはありません。
空気の膨らみは、防水層の下の空気に逃げ道がないために起こる現象で、晴れの日には空気が膨張するため大きく膨らみます。
逆に、夜になると温度が下がり、膨らみは小さくなる。
これを繰り返すと、防水層の劣化が進行するため、雨漏りの危険が徐々に高まってきます。
膨らみの原因が「雨水」の場合
雨水の場合は、すでに雨水が防水層の下にまわっているため、いつ雨漏りしてもおかしくない状況で危険度も高くなります。
もちろん、すでに雨漏りしている可能性もかなり高いと思われるため、早急に防水業者に状況を確認してもらい、部分補修や全面改修の依頼をしましょう。
【危険その4】手すり壁上部の笠木の劣化
出典:https://yane.reform-plus.jp/works/post-6118/
ベランダの手すり壁上部には「笠木」と呼ばれる雨水の侵入を防ぐための仕上材が設置されていますが、実は笠木からの雨漏りが意外に多く発生しています。
笠木のジョイント部分や外壁との取り合い部分のシーリングの劣化や、ビスの緩みなどで雨水が侵入するケースがあります。
笠木の劣化が見られる場合は、放っておくと危険度が高くなるので、早めに防水業者へ相談することをおすすめします。
後悔しない防水工事にする7つのコツ
防水工事は専門的な工事になるため、業者選びはかなり慎重に行う必要があります。
適当に選んでしまうと後で後悔することになるかもしれませんし、特に雨漏りしている場合は慎重に業者を選ばないと何度も雨漏りを繰り返すことに。
そんな事態をさけるためにも、良い防水業者を選ぶコツをご紹介いたします。
・見積もりは3社以上から取る
・雨漏りの原因を確認する
・施工実績が豊富な業者を探す
・1級防水施工技能士の在籍を確認する
・工事完了報告書をもらう
・保障内容を確認する
・アフターフォローを確認する
などがありますが、具体的にご説明します。
【業者選びのコツ1】見積もりは3社以上から取る
見積りは必ず3社以上から取るようにしてください。
1社しか取らないとその見積もりが高いのか、安いのか判断できませんし、工事内容も良いのか悪いのか判断できません。
3社以上から見積もりを取ることで、しっかり比較検討することができます。
【業者選びのコツ2】雨漏りの原因を確認する
すでに雨漏りしている場合、必ず雨漏りの原因を確認してください。
もし、業者が雨漏りの原因が分からない場合、その業者に工事を依頼してはいけません。
その理由は、原因が分からず適当な工事をしても、雨漏りは止まらないからです。
【業者選びのコツ3】施工実績が豊富な業者を探す
防水工事の施工実績が豊富で、防水工事を専門的におこなっている業者を探しましょう。
防水工事を請け負う業者は、大きく分けると「防水専門業者」「塗装業者」「工務店」の3種類ありますが、防水工事を専門的におこなっている防水専門業者がおすすめです。
【業者選びのコツ4】1級防水施工技能士の在籍を確認する
ベランダ防水の種類は「FRP防水」「ウレタン防水」「シート防水」の3種類ありますが、それぞれに国家資格の「1級防水施工技能士」というライセンスがあります。
この資格を持っている職人の在籍を確認するようにしましょう。
例えば、ウレタン防水を検討されている場合、社内に「ウレタン防水の1級防水施工技能士が在籍しているか?」を確認するといいですね。
もちろん、この資格を持っていなくてもしっかりとした工事をする業者さんも多いですが、これから工事をお願いする立場からすると、資格を持っている業者のほうが安心です。
防水施工技能士とは
防水施工技能士(ぼうすいせこうぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会)が実施する、防水施工に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。出典元:ウィキペディア|防水施工技能士
【業者選びのコツ5】工事完了報告書をもらう
多くの防水業者は良い業者ですが、中には手抜き工事をする業者が一定数いるので、そんな業者を避けるためにも事前に「工事完了報告書」をもらえるか確認しましょう。
工事完了報告書とは、工事内容を写真付で細かく説明したもので、コレを見るとどんな工事が行われたのかを確認することができます。
最初から手抜き工事を考えているような業者は絶対に提出しませんし、提出できるはずもありません。
何か疑っているようで言いにくいかもしれませんが、業者さんも慣れているのであまり気を使わなくても大丈夫です。
例えば、「他の業者さんにもお願いしていますが、御社でも工事完了報告書はもらえますか?」と聞けばOKです。
【業者選びのコツ6】保証内容を確認する
防水工事には、「防水工事保証制度」があり、改修工事をした場合、工法によって5年~10年の保証があります。
保証期間内に施工ミスや不具合による雨漏りが発生した場合、無料で補修をしてもらえるので安心です。
【業者選びのコツ7】アフターフォローを確認する
保証内容の確認と合せてアフターフォローの確認も大切です。
仮に10年保証を付けてもらっても、定期的なメンテナンスをしなければ防水層を長持ちさせることはできません。
そのため、保証を付けることはもちろんですが、業者がきちんと定期点検も合わせて行ってくれるのかもチェックしましょう。
例えば、防水工事を行ってから1ヶ月後に無料点検をし、その後も1年、3年、5年と定期的な無料点検と、必要に応じた補修をします。
防水層を長持ちさせる2つのポイント
一般的に、ベランダ防水は10年~15年毎に行う工事ですが、日々のメンテナンスをやるか、やらないかで防水層の対応年数にも大きな違いがでてきます。
ベランダ防水は大きな出費になるので、できる限り長持ちさせたいですよね。
そこで、防水層を長持ちさせる2つのポイントをご紹介させていただきます。
【長持ちポイント1】定期的に「ドレン」掃除をする
出典:https://gaihekishinwa-suita.com/column/haisuikoutennkenn.html
ドレンとは、ベランダに設置された排水溝のことで、床面の雨水を排出する役割を果たしています。
ドレンがゴミや砂で詰まってしまうと、雨水の流れが悪くなり防水層が劣化する原因になるため、定期的に掃除をするようにしましょう。
ただし、入居者さんにドレン掃除をお願いするのは現実的には難しいと思いますので、入居者さんが退去したタイミングでドレン掃除をするのもおすすめです。
【長持ちポイント2】5年に一度はトップコートの塗り替え
出典:https://koshigaya.protimes.info/case/2742/
トップコートは、防水層を紫外線から守るために、防水層の上に塗られた保護塗料です。
紫外線によるトップコートの劣化が進むと、防水層の劣化も早めてしまうため、5年に一度はトップコートを塗り替える必要があります。
トップコートがしっかり機能していれば、防水層を長持ちさせることが可能です。
ベランダ防水の種類と費用についてのQ&A
ベランダ防水の種類と費用についてのQ&Aをご紹介します。
ベランダ防水はDIYできますか?
ベランダの下地の状態がウレタン防水やFRP防水の場合にはトップコートの塗り替えなどのDIYは可能です。
しかし、シート防水の場合にはシートの張替えなどは素人では難しいので避けた方がいいでしょう。
ベランダ防水の寿命は?
ベランダ防水の寿命は一般的には10年程度になりますが、表面塗装の剥がれや膨れなどの症状がなければ問題ないでしょう。
もちろん、排水周りなどの隠れた部分に問題がある場合もあるので心配な場合には専門業者に確認してもらいましょう。
まとめ
「短期間で終わらせたいならFRP防水」「費用を抑えたいならウレタン防水の密着工法」「雨漏りしているならウレタン防水の通気緩衝工法」という3点がポイントでしたね。
これを参考にしながら、ご自身の物件の状況や工事費用、入居者さんへの配慮を総合的に判断して、どのベランダ防水が最善なのか判断することが大切です。
この記事では、雨漏りの危険があるベランダの劣化症状についてもまとめたので、まずはご自身の物件のベランダの劣化症状も合せてチェックしてみてください。
また、すでに雨漏りしている場合には、後悔しない業者選びのコツを参考に、すみやかに防水業者さんに相談しましょう。
当サイトでは、地域別に防水工事の専門業者をまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。